先の大河ドラマや、熱海のパワースポット大神宮のバズりにはぜひ乗っかるべきだが、そこまでリソースはない。
そこを知識と筆力でどうにかしようとねじり鉢巻きしてるこの感じ。これぞ地元愛パワーじゃないですかね。
現地で読んで、予想外に楽しんでしまいました。笑
実際、パワー戦略はそれなりの効果があるらしく、湯河原駅で見かけたおじさん三人衆が石段を上がってきました。
「すげえな、こりゃあ!」「何の樹だ?」「ああ? スギだよ!!」
おしい。ヒノキ科までは合ってます。
「成願寺のビャクシン」。
観光地の、観光資源的位置づけにある巨樹ですが、訪ねて損はない立派な一本と言えます。
4件のコメント
RYO-JI
おおー、これこれ、この幹をぎゅっと捩じった様はまさにビャクシン。
体内?のあまりあるパワーを太い幹にしっかり蓄えている感が最高ですね!
無礼が過ぎると捩じりを開放して逆回転、その勢いでこれまた太い枝に弾き飛ばされてしまうかも?
なんて想像してしまうくらいに特徴的で厳めしい姿をしていて惚れ惚れしますよ。
巨樹を観光のひとつにするっていうのは案外イイと思いますよね。
もちろんこういうものを設置するのにコストはかかりますが、訳わからん記念碑なんか作るよりよっぽど意義があるんじゃないかと。
狛
RYO-JIさん>
そうそう、すごい力みようですよね。
幹が重そうで固そうなところを、太い枝の力で無理矢理ねじってるみたいに見えます。
なんでこんな運動……運動ですよね、明らかにこれは。
超長尺のタイムラプスを早送りで見てみたらものすごく動いてそうです。
宗教や信仰より上に乗っかるレイヤーがある土地だと、こう見え方が変わってくるんだなと。
ウチのパワーは、ナカミのあるパワーなんだぞ! というプライドが見えるかのようでした。
大河ドラマ等のブームは一過性かもしれませんが、定期的にこういう回顧展みたいな催しをしてもらえたら、観光客としても勉強になって有意義ですよね。
to-fu
巨大で如何にもパワーを蓄えてそうなクスノキはともかく、ビャクシンってパワーをもらえるような樹種か? 笑
いやいや、流石は狛さん。私もこのエリアの巨樹リストには目を通しましたが、例のクスノキの他に
このビャクシンは絶対!とマップにチェックを入れてあります。我々がビャクシンの巨樹に期待する
ビャクシンらしい幹のうねりが実に美しいです。
と、どちらかと言えばその美しさに重きを置いてのチェックでしたが…これまた凄い迫力ですね。
階段の下からの面構えがたまらん。この巨樹が視界に入った瞬間を想像するだけで興奮してしました。
巨樹めぐりはホント、もう少し脚光を浴びてもいい趣味だと思うんです。それこそ全国各地にありますし。
で、そんな魅力を興味のない方にも伝えたいという一方で、でもあまり人がたくさん来るようになったら
嫌だなーというワガママもあり。しかしまあ樹木保護のおカネをキープするためにも、観光資源として
有効にアピールしていただきたいものですね。
狛
to-fuさん>
たしかに、しぶーいお寺の樹って感じですし、ビャクシンにパワーを求めようという向きは他にないかも。笑
いや、クスのおおらかさを知ってしまうと、もう裸子植物には戻れない……みたいなとこもありますよね。クスはみなぎってる。
そういう面からしても、パワースポットというアイデア自体、南方系のモノだと感じます。
実際は、出発直前に何気なく「日本の天然記念物」というデカい本を見ていたら、あっ、国天なのか! と気づき……。
ちょっとゲンキンなリストアップをしてしまいました。
しかし、結果としては、訪ねられて良かった巨樹となってくれました。
石段から見下ろしてくる、最初のこの数秒だけで全てが報われた感じがしました。
ここにはビャクシンパワーが実在した! と、あえて言っておきましょうか。笑
同感、地味どころかかなりエキサイティングですよね、巨樹探訪って。
「阿豆佐和気神社の大クス」や「縄文杉」みたいに大ブレイクしてしまうと、それはそれで本来の姿ではない気がしてしまうので、その前にしっかりと現代的な視点での学術的価値も乗っけてほしいものです。
いつまでも一辺倒に樹齢1000年!って言ってんじゃないよ! と。
チマチマと考察したりテキストをアップしていけば、少しはそれに沿った活動ができるかなと思いますね。