実際に見てみて、あああれだと思い当たりました。
庭木や街路樹によく植えられているカイヅカイブキの仲間です。
というか、ビャクシンを園芸種化したのがカイヅカイブキであり……つまり、今回の樹は、アレのものすごく大きくなったやつということですね。
こんもりしているだけの園芸種とは違い、縦横にすごい枝張りを見せています。
ちなみに「沼」とは、この辺りの地域名。古くは沼があったのかもしれません。
さらに近づいてみると、頭上全てが枝張りに覆われてしまいます。
背後に山を背負っているせいもありますが、神社境内がかなり薄暗いのは、この枝張りも大きく影響していると感じます。