朝7時。
昨夜の豪雨はどうしたことか、さっぱり晴れあがっています。嬉々として徳島県美馬市でto-fuさん、RYO-JIさんと待ち合わせ。激スピーディにスタートできるのが車中泊の最利点であるわけですが、運悪く近くで車中泊してたおっさんに見つかってしまい……
おじさん:「ねえ、水戸ナンバー? オレも! 北茨城!」
こま :「いや、僕は茨城の一番南の方なんですけどね」
おじさん:「なんだ……ぜんぜん近くねえや」
(編注:茨城県の海側はナンバーの分類がかなり少なく、北から南までどこでも水戸ナンバーです。怠慢!)
おじさん:「実はオレ、カードを集めてて」
こま :「クレジットカードかなんかですか……」
おじさん:「違うよ。ダムカードもやったし、道の駅スタンプもたいがい集めたし、今はマンホールカード!」
こま :「へえー(とけいをみる)」
おじさん:「これがなかなか大変なわけ。施設がやってないともらえないし、迷惑かけるわけにもいかないし、云々云々」
おじさん情報では、徳島では遅くなると締め出されてしまう道の駅もあるらしく。
こういうこだわりが強いお人の話はいつも面白いのですが、実際問題として朝7時に待ち合わせの予定を持っている身としては、まあ、つまり長すぎる。半日続けるつもりか? そういうテンション。ゆとりをもって行けるはずだったのに、朝からダッシュしたあげく8分遅刻しちゃったじゃねえか。
……という感じで、若干焦りつつ、ナイスガイのお二人と合流したのです。
四国の山間部の狭い道を3台連なって走ることに特に意味はない。停めるところがなくて泣けるばかりか、近隣の方々に迷惑だろうと計画段階で察し、1台にまとめることとしました。
旅において自分勝手ができないことがパイナップル入り酢豚の次くらいに嫌いな狛があくまで自家用車の海運を主張したため、おふたりにうちのフォレスターに乗り込んでいただくことになりました。
車中泊環境はおじさんに時間を削られながらも畳んであり、実際ぴったりに3人分の荷物を積み込むことができました。
さあ、ゆかいなドライブのはじまりだわ!