この、幹を鎧のように覆う銅板も、巨樹を見慣れない目には衝撃的。
約120年前の大雪で大枝が折れた時、引き剝がされるように失った部分だそうです(このクラスの大杉は、内部が空洞になっていることが多い)。
痛々しいとも、厳めしいとも言えますね。
野生の裏杉はむしろ主幹が折れることを前提に太くなっていく。
「虫川の大杉」はあくまで「ご神木」的背の高さを保った(要するに表裏ハイブリッド的な)フォルムをしており、古来から大切に管理されてきた証拠であろうと推察しました。
現在でも樹木医さんや地域の教員さん少年団さんを交えて手厚いメンテナンスが毎年行われており、解説にその履歴が厚く記されていました。
その様子は上越市サイトの「地域の宝」ページでも見ることができます。
1件のコメント
yoji.koyama
つい先日、虫川の大杉に会いに行ってきました。
まだ新潟は巨木未開拓の地ではありますが、すでに新潟を代表する巨木だと
全く根拠のないことを感じてしまう程の迫力でした。
また私もHPにUPしたいと思います。
そうそう、表面の銅板が変更されていました。
杉の皮!?を貼り補修の跡がかなり目立たない。
よーく見ないと気づかない程でした。