神社の正面に立ってやっと、自由に体を使えるようになります。
とはいってもやはりスペースは最低限で、成人男子3人が並ぶとかなり手狭に感じます。5人いたら、ラジオ体操できないんじゃないか?
やっと思い切り杉を見上げることができました。
やはり南国、雪の重みのために変形することはないのでしょう、その幹は定規を当てたかのようにまっすぐ天を突いています。
根の上部数メートルで、いきなり幹の太さが細くなっているのがわかると思います。
それでも幹周囲は5、6メートルありそうですが、いや、幹が細くなっているのではなく、根元が太いのです。
この場所に生育することの苦労を、この巨大な根幹部が語っているように思えますね。
大枝と呼べるものは一本だけで、開けた空中へとむけて手を差し伸べているような形です。
枝葉は弱々しくはないですが、控えめ。やはり、根で生きている巨樹というような印象を受けました。