探訪時でも現地データは充実していました。
写真を見て頂ければ、いかに訪ねる価値のあるケヤキか疑う余地はないかと思いますが、各種データにばらつきがあるので、これも注記しておきます。
・現地の解説文によれば、「幹周9.3メートル、樹高25メートル」。
・しかし、巨樹DBの数値は「幹周8メートル、樹高35メートル」。
90年代の渡辺典博氏の本にも巨樹DBと同じ数値データが掲載されているので、巨樹DBの数値はその頃から更新されていない可能性が高いかと(ちなみに、渡辺本での呼称は「諏訪神社の大ケヤキ」)。
樹高が10メートル低くなっているのは大規模折損があったせいと考えられますが、幹周については(わずか30年ほどで1メートルも巨樹が生長するわけはないので)計測高さの違いによるものでしょう。
まあ、「幹周8メートルのケヤキ」だけでも十分目を捉える巨樹だとは言えますが、いつか近いうちに再計測して統一されると良いですよね。