巨樹たち

青森県三戸郡「上野家のサワラ」

こんなサワラが庭にあるなんて

 階上町の巨樹ツアー、三本目は、「これこそ階上町の」というべき巨樹かもしれません。
 「天当平のアカマツ」もガイドが必要な巨樹でしたが、こちらも同様……というか、完全に個人宅の敷地内にあり、常識ある人なら門前で立ち止まらざるを得ない。
 ガイド先生とともにオフィシャルで訪問できたのは幸いです。

 大きな平屋の屋敷の左奥手に立つのが、幹周囲5.3メートルという「上野家のサワラ」
 現地でもらったコースのパンフには「うわのけ」とルビがありました。

 すっとまっすぐ立ち上がるキレイな幹姿は、上部で二又に分かれている。
 分かれているというか、寄り添っているようにも見える……同齢のサワラが二本癒着したようにも見えます。

 ヒノキとサワラは近縁で、ぱっと見で間違えるほど似ている。
 ひさしぶりにサワラの巨樹に出会いましたが、本当に似ているなと……クロベとかヒバとかよりもよほどヒノキっぽい。
 サワラはむしろヒノキより大きくなる樹種だと言えるはずですが、巨樹としての本場は中部地方以南でしょうか。
 樹種最大を誇る福島県「沢尻の大ヒノキ(サワラ)」は例外としても、これほど北に生育している例は珍しいのでは。

 少し視線を動かせば、奥にこれも大きなモミが二本。
 こんな巨樹たちが庭にあるなんて、毎日ここで暮らすのはどんな感じでしょうね。

 道から。樹勢もよさそうです。
 敷地内に入れなくとも、この樹の良さは伝わると思います。
  階上町を代表する巨樹のひとつ「銀杏木窪の大銀杏」からも1キロと離れていないので、続けて訪ねてみることをお勧めします。

 これも書いておきたいのですが、道すがらの車窓、他にも巨樹クラスのカツラやナラをいくつも見ることができました。
 素晴らしい地域です。

「上野家のサワラ」
 青森県三戸郡階上町道仏猪立窪
 推定樹齢:500年
 樹種:サワラ
 樹高:27メートル
 幹周:5.3メートル

 訪問:2023.10
 ※ガイドが必要。

探訪メモ:
 個人のお宅内にある巨樹です。
 家宅侵入になってしまうので、間近で観察したい場合には、階上町役場産業振興課(0178-88-2111)に連絡を。 

この旅の様子は「2023年・青森県東部巨樹探訪3」でどうぞ。

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