「ヒノキ」という名前で天然記念物登録されてしまったため、いまだにヒノキと呼ばれています。
ややこしいので、この樹のことは、以後「大サワラ」と呼称したいと思います。
ヒノキとサワラの違いは、葉先が円いのがヒノキで、尖っているのがサワラということのようです。
他にも、サワラが杉と同じく40m以上の樹高にまで成長するのに対して、その高さのヒノキはほぼ見られない。
すると今度は、遠目にスギなのかサワラなのか混同しそうです。そこは目を慣らして樹形を見極めるしかなさそうです。
追記:サワラとヒノキの違いについて
サワラもヒノキ同様、有用な林業樹種ですが、よく似ていながら差異があります。
・サワラの方がヒノキよりも成長は早い。
・木材はヒノキより柔らかいので、柱などには用いない。
・ヒノキ同様に水気には強いが、匂いはない。飯櫃などにも使える。殺菌作用もある。
3年前にはそこまで気が行きませんでしたが、すぐそばには二本、このような別の若い幹があります。
更新したものではないでしょうか。