「萩日吉神社の児持杉」の右脇を通る坂道を数百メートル登っていくと、藪の中に誘うような「大カヤ」の看板。
その道行そのものがトレッキングコースになっているくらいの、なかなかの山道を歩かされますが、結果から言うと、苦労してでも見に行くべき大カヤに出会えました。
こちらも本来の呼称はただ「カヤ」というだけで、そりゃまあカヤですけど……ということで、先達の方にならうことにします。
「西平の大カヤ」です。
この道がまた……トレッキングポールを置いて来たことを後悔。
ちょっとした雨が降った後で、岩がちな足元がツルツルにスリップします。
慎重に動かないと、すっ転んで後頭部でも割ったら一発アウト。
帰りの下りが恐ろしい……。
倒木を乗り越え、息を切らせつつ上っていくと、やがてそれらしき影と気配が現れます。
ああ……あれだ。違ってたら、逆におかしい。