福井県大野市の巨樹探訪。
東部へ向けて走り、一級河川・九頭竜川を見下ろしながら山中をうねる国道158号から、水力発電の巨大パイプをくぐった辺りで県道173号へと逸れる。
たちまち対向車とすれ違えない落石注意の細道になるところ、さらに15分ほど走ってたどり着く集落、下打波。
ちょっとばかりスリルに耐え、道沿いにある鳥居を見落とさなければ、巨大なカツラを有する白山神社を訪ねることができます。
福井県最大のカツラとされる「白山神社のカツラ」です。
色あせた鳥居が目に入ると同時、カツラの姿も道路から見ることができます。
実際は少々木立の奥にある感じですが……同じ緑であるのに、「そこにある」ことがはっきりとわかる巨樹ならではの気配。
山道か苔むした長い階段でも歩かされると想像していたので、若干の空回りではありますが。