束になっている幹はかなりのボリューム感。
一番下の枝は傾斜地の重力によるのか、ほとんど地表に沿うように低空を進んでいます。
一体何又に分岐しているのか? はっきり言って数えられない。
見る方向によって全然違った姿を見せてくれ、どこから見ても迫力十分で見飽きない。
幾多の幹や枝が、俺だ! 俺が本体だ! と主張しているかのようで、撮る方も困ってしまう。
多分、合体杉だろうと推測します。
間違いなく大きく育つようにと苗木を束にして植え、あるいは植え足すなどして……それが数百年かかってこんな姿になったのでしょう。
この緊密な根幹の迫力に気おされると、この際、合体/単幹はどっちでもよくなってしまいますが。
樹冠を見るにはちょっと引かなければいけない。
密度は濃く、広範囲に覆いかぶさってくるので、この日の土砂降りでも傘要らず。
大杉の下の地表は乾いています。