樹を取り巻くように斜面を登る足場が作ってあり、クスにかなり接近できます。
寄ってみると、右半身は明らかに白骨化していて、今にも崩れ落ちそうです。
急な斜面に立っていて、大枝の重量と重力に引き裂かれて倒壊しないか、心配になりました。
裏側はどうなっているのだろう、と、危なっかしい単管パイプの足場を登って行こうとして……思わず、半ば飛び降りてしまいました。
おそらく、茂みに巣があるのでしょう、人差し指ほどもあるオオスズメバチが哨戒しているではないですか!
ちょうど顔の高さくらいを飛びながら、大きな羽音を立てて旋回し、明らかにこちらを威嚇しています。
いかに樹を見にここまで来たとは言え、コレを無視できる人はそうはいないんじゃないかと思います……。
そういうのをプロ根性と言うかは別問題、深追いはやめることにしました。