月瀬神社。
古来より大事変が起きる時、何の前触れもなく大杉の枝が折れたと言います。なんでも、日露戦争開戦の時もそうだったとか。
この神社と大杉には他にも変わったご利益があるそうで……
なんと歯の神様!
しかも虫歯に霊験あたらかとは、現代人にはありがたいじゃありませんか。
解説には、上記の江戸城再建時のピンチに加え、明治の神社統合時代の危機もあったことが書かれています。※1
大杉を無遠慮な権力の手から二度も守り抜いた月瀬地区の方々にはただただ脱帽です。
巨樹を前にしてこれを読んでいたら、雨の寒さか、はたまた感動してたまらなくなっているのか、ぶるぶるっと、震えがきました。
人と巨樹の本来の関係を思い起こさせてくれるような、素晴らしい巨樹でした。
ぜひ再訪したい巨樹のひとつです。