個人(奥にお住まいの永野さん)の所有であることも書かれています。
境内の管理・掃除が行き届いており、道路や建物に近いながら落ち着く雰囲気です。
雌のイチョウなのでギンナンが落ちていますが、いくつかというレベルで、数えるほど。
この図体の樹がギンナンをつけたとなれば、それはもう不愉快感満点の悪臭の中にいる事になるわけですが、そうならない。
見せてもらう我々としては、そのご苦労に、ただただ頭を下がります。
書籍によれば、東北大で植物学を講じていたハンツ・モーリッシュ教授によって世界の学会に紹介された、とあります。
また、別の本では、日本建築の再評価で名高いブルーノ・タウトも、このイチョウを見て驚いたことを報告したとか。
伝承にとどまらず、その忘れようもない姿と生態で、現代でも人々を圧倒し続けている巨樹なのです。
仙台にお立ち寄りの際には、ぜひご訪問を。