解説文。
神崎神社の主祭神は天鳥船命、大己貴命、少彦名命。
歴史は古く、白鳳2年(673年)にはこの地に在ったとのこと。
この辺りの歴史的な資料が少ない中、神社に残る古文書は当時を伝える貴重なものだそうです。
この大クスを「ナンジャモンジャ」と名付けたのは、かの水戸光圀公だそうです。
その頃には主幹が元気だったはずですが、300年も遡るとなると、逆にそこまでの大きさではなかったのでは? という疑念が湧きます。
一方で、濃い神社森はあれど、クスノキはこれの他には無さそうです。
この辺りはクスに最適な自然環境ではないのでしょう、近隣地で目立った個体もない。
どういう意味づけかはわかりませんが、御神木として誰かがここに植えたというものなのだと推測します。
ということは、もしかすると、この辺りにないクスという樹種こそを見て、光圀公は「ナンジャモンジャ?」と呟いたのでは……?
そんなことを思いました。