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「巨樹探訪」このサイトについて……

絶対見てほしい巨樹! 5選   2023.1

 楽しいのが一番! ということで、完全主観でチョイスしてみようと思い立ちました。
 気分次第で入れ替えるかもしれませんが、ご了承を。

東北最強クラスの野獣系巨杉「松保の大スギ」(山形県)

・神界との境界樹「石徹白の大杉」(岐阜県)

・四国第一位、壮大なトチノキ「桑平のトチノキ」(徳島県)

「湯葢の森」「衣掛の森」(福岡県)

・天晴! 日本一の玉杉「山五十川の玉杉」(山形県)

・日本最大のホオノキ「川連のホオノキ」(秋田県)

 ……あれ? 6本……いや、7本あるじゃないですか? まあ、まあ。笑
 思うに、「場の良さ」も巨樹探訪と鑑賞の重要な要素でしょう。
 巨樹を中心として形成されたその場に身を置いてみて、居心地が良いと感じるかどうか。
 上記の巨樹には、いずれもその要素を備えているように思います。

コロナ禍を経て…… 2022.10

 長きに渡るコロナ禍中、とうとう巨樹探訪を自粛したまま過ごしてしまいました。
 クラスターにならなけりゃいいだろ、とか、巨樹旅は孤独なんだからいいだろとか、色々意見はあったかもしれませんが、個人的な人間関係上、守りに徹した形です。

 その間は……過去の記録のアップも含め、見ないことにしていました。耐える日々。
 しかし、その間にも時勢は移り、悲惨な戦争まで勃発し、去年より今年という感じで気候変動は災害級に深刻化している。
 事実、巨大台風に大枝を折られ、寿命を迎えて倒壊してしまった巨樹もいくつもある……。

 虚しい気持ちが強く、数年前の探訪記を載せること、載せておくことに意味があるのか? と迷いもしました。
 今でも葛藤はありますが、徐々に開き直る気持ちも生じつつあります。
 例えばそう……博物館がとっくの昔に滅んだ王朝の記録を大切に展示しているのと同じで、自分が見た「その時の巨樹の姿」を記しておくことにも何かしらの意味はあるはずだろうと。

 何分、個人の趣味ですので、マイペースで続けたいと思っております。

写真旅行の題材に「巨樹」が加わって数年……。

最初は単純に被写体として魅力的だと思って撮るだけでしたが、同時に体験することや考えることが多く、記事としてまとめておきたいと考えるようになりました。

何千本! 全国制覇! と数や記録数を競うものではなく、巨樹たちそれぞれの豊かな個性をじっくり味わえたら良いなと思っています。

旅路そのものも巨樹探訪の大きな魅力です。
休日日帰りから往復1000キロ数日行程のもの、車ごとフェリーに乗り込んでの九州、北海道方面への遠征も……。
季節、天候、悪路、車中泊、ハプニング、外の地での人とのふれあい。
苦労も楽しみも、踏み込めば踏み込むほど、たくさんあります。

これまで探訪した巨樹と記憶に残っている旅について、気の向くままに掲載していきたいと思います。
巨樹は意外と身近にあるもの。近所の巨樹に気付いたら、ぜひ訪問をおすすめします。
(このサイトに載っている情報については、お問い合わせいただければお答え致します)

巨樹探訪記の一覧<東日本>はこちら
巨樹探訪記の一覧<西日本>はこちら

記事について

「journey」だなんて、大きすぎる言葉ではないか? 
確かにそうとも思えますが、巨樹に関する思考の旅は、目の前のそのモノだけに止まりません。
はるか1000年前の歴史、神話にすら触れることがあるそれは、やっぱり「journey」で良いんじゃないだろうか……などと。

掲載している巨樹と旅の記事について。
新しいものは新しいうちに、過去のものは作業でき次第掲載するようにしています。
そのため、訪問した年月や季節、地域グループが連続しない場合があります。

また、巨樹は生き物ですので、必ずしも現在の姿が写真記録のままとは限りません。
それも承知の上で、「この時期、時代にはこの姿だった」という記録として残しておきたいと思っています。
印象的なものについては再訪も行い、より新しい姿を更新することにしています。
できれば、「倒壊、枯死した……」などとは書きたくないものです。

巨樹のガイドとしては平易な説明文が望ましいのでしょうが、あえて主観を交えて書いていきます。
その巨樹がどういう風に見え、その現場で何を感じるものだったか。そこへ至ったということが何を意味していたのかをこそ、残しておきたいと思っています。

旅の記録では、これはもう毎回の楽しみをいろいろお伝えできれば。笑

念のため、写真等の無断転用は禁止とさせていただきます。
当方も転用をしないように気をつけます。

著者

HNは、「狛」「coma」などと書いております。

かれこれ十数年、趣味として写真を続けており、巨樹に興味を持ったのも、最初は被写体としてでした。
動かない。けれどもただならぬ雰囲気がある。じっくり撮れるのに、こんなに手応えがあるとは……。
と、何度か撮るうちに病みつきになってしまいました。

元々旅好きで、無計画スタイルの放浪が好きだったことも巨樹探訪にはぴったりだったかも。
「こんなところ、巨樹がなければ一生来なかっただろうな」というところに立つ感慨は深い。

少数派、PENTAXユーザー。巨樹を撮るのにペンタは向いてると思いますよ。多分。