コブシ、ユリノキ、オガタマノキなどと同じモクレン科であり、これらと同様に多彩な特徴を持つ。
花もゴージャス。ぜひ6月頃訪ねて、白い大きな花が咲いているところを見てみたいものです。
花が終われば実がなる。中央付近に写っているトゲっとしたものがその実です。
他にも、多感作用(アレロパシー)が強く、根から放出される物質によって、他の植物の成長を抑えるという性質があるとか。
写真の中、一本だけ樹皮の違う細い幹がありますね。
おそらくブナ科(ミズナラ?)だと思うのですが、このホオノキの根元からよく生えて来たな、といったところ。
成長速度の違う二種ですが、ホオノキが飲み込んでしまいそう。
6件のコメント
to-fu
山神社のホオノキにも驚かされましたが、こちらもまた違ったベクトルで驚かされました。ホオノキで幹周10mってどういうことだよと。葉っぱの形状を見ると間違いなくホオノキなんですが、いざ実物を見たらホオノ…いや、流石にこの大きさだしトチノキだよな?と困惑しそうです。こんなものが集落ど真ん中に生えているなんて。これはまた生きているうちに絶対訪れたい巨樹リストに新たな1ページが追加されました。
しかし湯沢市か。嫁の実家からも恐らく150kmはあるんですよねえ。問題はそれだけの自由時間を与えてもらえるか、というところでしょうか 笑 一人お忍びで遠征する方が現実味があるかもしれません。湯沢まで行くならそのまま山形辺りの巨樹も堪能したいですからね。
狛
to-fuさん>
改めてご覧いただきましてありがとうございます。
この時は東北って凄いなあという衝撃をこの樹から受けました。
よもや東北にこれほど近い距離感になるとは思ってもみませんでしたが……。
こちらからもさすがに泊まりになるとは思いますが、時期が良い時に必ず再訪しようと思っています。
湯沢市は最南ですもんね。笑 山形と絡めるのは正しいと思いますね。こう地図を見ると、日本って広い。
渡辺本にも載っていたと思うんですが、やはり主役樹種から外れているからでしょうか、そこまで注目されていない印象です。
確かに、ここまで大きいと、森の中では一瞬トチノキ?と思ってしまいそうです。
トチのゴツゴツした豪快な感じはしませんが、ホオノキの葉っぱの天蓋はすごく包容力がありますね。
好きな樹種です。注目して他の樹も巡ってみたいと思いました。
to-fu
ホオノキといえばやはりあの巨大な葉…いやいや、とんでもない。落葉していても充分に見応えがありますね。この寒々しい姿がむしろ東北の冬の訪れを感じさせてくれるようで、写真を眺めていて軽くブルブルッと背筋が震えましたよ。本当に。しかしこのサイズ、落葉していると尚更お前は本当にホオノキなのかよと疑いたくなってしまいます。
今年の冬は例年どおり近場のクスやスギなど常緑樹のお世話になろうかと思っていましたが、こうやって見ていると落葉したケヤキやトチノキなどを眺めに行くのも悪くないかも、と思えてきます。ベストな姿を見るのはもちろん素晴らしい体験ですが、敢えてそうでない時期に訪れることで得られるものもありそう。おかげさまで冬を楽しむヒントを得たような気がします。
狛
to-fuさん>
どういう樹形をしていたのかよく把握できましたし、葉がなくともこれだけ迫力があるのはさすが巨樹。でした。
幹にも凄みがあり、やっぱり普通の樹じゃないなあと惹き付けられます。
冬場の巨樹訪問は、単に寒いしなあ、コタツにいたいなあ……というのもありますが笑、葉が落ちてなおサマになるという樹もたくさんありそうですよね。
そういうのを探してみるのも楽しそう。もちろん、常緑に助けてもらうのもアリとして。
足下には森の中のようにたくさんの巨大な葉が落ちていました。一晩で全部落ちて、そこからはもう冬という感じ。
その通り、ずっと空は暗く風も雨も強かったので、いきなり上下カッパに長靴でした。
この時期になってくると、雪景色の巨樹も気になりますね。
RYO-JI
ホオノキとは思えないデカさですよね。
落葉した裸の状態だと絶対にホオノキだと思いませんもの。
強い日差しの下、青々とした大きな葉が茂る様子を見上げると、トチノキと同じような心地良さを感じるので好きな樹木です。
そしてこの写真を見て嫌な用事を思い出しました。
我が家のホオノキも盛大に葉を落として庭がエライことになってて、それらをすべて回収、廃棄しないといけないのです。
夏場は立派に見えたホオノキも今は裸で貧相に見えて仕方ないですが、このホオノキは裸だろうがスゴイ存在感で圧倒されます。
狛
RYO-JIさん>
確かに、葉がない時期に出会ったとしたら、これは何の巨樹だろう……と思うかもしれませんね。
だとしたら、何と勘違いしそうか。うーん、でも、なかなか独特な感じがあって、悩みますね。
都合何度も書いてますが、僕もホオノキは好きです。
巨樹といえばスギ……というか、日本の樹といえばスギみたいなもんですが、全く対極の魅力を感じます。
庭があったら植えたくなりますが、なるほど。笑
あの葉はかなり丈夫ですしね。冬の前の一仕事ですね。
でも、季節感があって、それもそれでいいなあ。と。