このサクラについて考えてみるのも、実に面白いと思います。
こんなところに人の手で植えられたはずはないから、鳥に種子が運ばれて発芽したものでしょう。
花と同時に葉が出ていないのでヤマザクラではない。
これだけのボリュームがあるのはまずソメイヨシノでしょうが、よく知られているようにソメイヨシノは全てクローンであって、接ぎ木や挿し木をしないと増えない。受粉して種子ができても発育しないらしい。
ところが、ソメイヨシノと他の品種のサクラが交配した場合には、ちゃんと育つ種子ができるという。
つまり、この栗割り桜も純正ソメイヨシノではない可能性が高い?
確かに公園内にある立派なソメイヨシノと比べると少し花色が淡いようにも感じました(気のせい?)。
まあ、この「雑種」「交雑」も、サクラ業界では驚くほどのことでもないようですね。
2件のコメント
RYO-JI
ほぉ、こんな変わった桜があるんですねぇ。
着生植物はそれこそ沢山見てきましたが、まさか桜がソッチ側に回るだなんて・・・。
我々人間なんかよりもよっぽど順応力が高いじゃないですか!
そしてそんな魔訶不思議な事象が起こった真相を知りたくて仕方ないです。
並みの映画やドラマよりもそっちの方がよっぽど面白いと思いますよ。
そして何よりこれを見逃さなかった狛さんの察知能力も素晴らしい!!
狛
RYO-JIさん>
素晴らしい桜巨樹に出会った! と歓喜もつかのま、大いに色物でした。笑
クリの木はかなり迷惑でしょうけれども、サクラ並木みたいに増えてよかった花見だワーイ! が人間サイド。
実際、頭上を覆う満開はかなり見事でした。
この時期は桜が目いっぱい派手に咲き誇って、新緑の時期はともに濃い樹冠を形成するんでしょうかね。
夏にも見てみたくなる巨樹ですが、この先何十年か経ったら、果たしてどんな姿になっちゃうものでしょうかね。
上半分がサクラに乗っ取られてしまうとか……。
気に留めておきたい巨樹だとも思いました。