さて、また戻って……。
「イロハモミジ」は、モミジの代表的な品種。
身近にある割には正確に知らないものですが、モミジもカエデも同じカエデ属の植物。
イロハモミジのことをイロハカエデとも呼ぶそうなので、「区別つかない」というより「どっちでも同じ」というもののようです。
とは言え、カエデ属でも葉が大きいものも葉の裂け数が違うものもある(「定義如来のイタヤカエデ」もどうぞ)。
この樹がイロハモミジでなかったら、紅葉風景はだいぶ違うものになっていたでしょう。
繰り返しこの見事な紅葉を眺めましたが、やはり一番美しいのは、樹冠の下に入って見上げた時。
外側からでは濃すぎる赤に見えたものが、緑、黄、橙を経て真紅に変わるグラデーションがとにかく圧巻でした。
4件のコメント
to-fu
これは素晴らしい紅葉!今年は私も初めてのイロハモミジの巨樹を見に遠路はるばる三重県まで行ってきたのですが、巨樹としては楽しめたものの全く紅葉しておらずで…というか何だか葉に元気がなく、さらには気温0℃という容赦なく気分を盛り下げてくれるシチュエーションも相まってどうもイマイチな遠征となりました 笑
ここまで美しいともう巨樹とかどうでもよくなるくらいですね。仰るように春の桜を眺める感覚に近い。ただ、青空との相性の良さでは桜をも凌駕するように感じます。画面越しとはいえこれほどまでに美しいモミジを見られるともう感無量ですねー。これでもう今年の紅葉はいいや、と思ってしまったくらい。眼福です。
まだまだ健康そうなので来年以降も引き続き楽しみにできるのもいいですね。
ああ、東北の紅葉を眺めながらのんびり秘湯に浸かりたいです 笑
狛
to-fuさん>
桜も難しければ紅葉も難しいですよね。特にイチョウなんかは個体ごとに差があるように思います。
寒ければいいというもんでもなさそうですね……。
通常の流れだったら青森のイチョウを目指したところですが、今年はやめておきました。楽しみは取っておこう、と。笑
巨樹としてはさほどでもないサイズに見えますが、実際に見てみると1本の樹の範疇を完全に超えたものでした。
さすがに渓流だとか山並みは背景になく、絶えず多くの人の間で撮ることになりますが、幹や枝と色彩の流れが魅力的で楽しめました。
アクセスがとてもよく、紅葉盛りのニュースを聞いてから出かけられる。そりゃ、皆さん来ますよね。笑
秘湯……いいですねえ。
東北の秋は短いですから、ああもう明日には散るかな、明後日は雪かもな、なんて言いながら。
ずるずる居ついてしまって、年越しになったりして。
RYO-JI
はぁ、これはこれはとても美しいモミジですねぇ。
ベストタイミングで訪問できたことは至福の喜びでしょう。
感染リスクが低ければ、年に一度はこういうものを目にして心を豊かに保たないといけないと思います。
巨樹としてはギリギリのサイズですが、存在感は充分でわざわざ見に行くべき価値ある一本だなぁと。
どうしても鮮やかな色彩に目が奪われがちですが、最後のモノクロから枝振りも立ち姿にも惹かれるものがありますね。
狛
RYO-JIさん>
このモミジのことは宮城県の巨樹を本で最初に調べた時から知っていましたが、やっぱり紅葉時まで引っ張ってしまいましたね。
やはり人混みがニガテなので(もちろんコロナもありますし)、場所が狭いと足が遠のいてしましますが、こちらは便利でした。
こういう光景が気軽に楽しめるのはありがたいなと感じました。
モノクロにするとモミジかどうかわからなくなるんですけどね。ちょっとケヤキみたいに立派です。笑