(縦写真)隣に立ってみましたが、どこに人間がいるか、わかるでしょうか。
カツラの巨樹の典型的プロポーションでありつつ、さほど萌芽枝状の細かなひこばえが目立たないのがこの樹の特色に感じます。
御神木として地域の方がお手入れをされているのかも。
倒れた幹もそのままにせず、細かく切られて処理されていました。
各幹の結びつきは強くなく、一本一本で見ると幹周3メートルほどのものが多そう。
やはりカツラ巨樹は「個体」というより「場所」、規模の大きさに圧倒されるタイプの存在です。
加えて、生命のみずみずしさでも際立ったものを感じさせてもくれる。
推定樹齢は4、500年と考えられているそうですが、もっと若いと言われても肯けます。
色艶がよく、きれいなカツラです。
4件のコメント
to-fu
これまた素晴らしいカツラ!狛さんがカツラと一体化してウォーリーをさがせ状態になっている写真を見て、デカい!と唸らされました。なるほど、先日のカツラとこちらを併せて眺められるだなんて、それはもう明るい気持ちで帰路につかれたことでしょう。やっぱり久々の遠征は「西平の大カヤ」とか「姥樫」みたいなダンジョンの奥地に待つボスキャラ的な巨樹ではなくて、こういうドカーン!どやっ!みたいな分かりやすい奴であるべきですよ 笑 このカツラはじっくり滞在して空間を楽しみたいタイプですね。それこそ、あのふわっと漂うメープルみたいな香りを満喫しながら。もう想像するだけでテンションが上ってきます。
去年岡山の道の駅で車中泊した際、起きてみると目の前にあったゴミ箱の中身がケモノによって派手にぶちまけられていて、起床後早々に泊めてもらった恩返しとして他人の生ゴミを清掃活動したことがあります。例年なら現れるとしても深夜なんでしょうけど、最近の被害状況を見ていると昼間に現れないとも限らないように思えて恐ろしいですね。
狛
to-fuさん>
ほんと、ウォーリーですよね。カツラとのツーショットには苦笑してしまいます。
どちらも巨樹というより巨木林と言いたい容姿ではありますが、これを見ると、植物が世界で最大の生物種だということが日本に居ながらにして納得できます。
アウトドアも恋しいですが、その末にクセの強いのに当たるようなパターンは、確かにちょっと今はきついですね。当てられてしまいそう!
そこを考えると、我々も疲弊していて、巨樹からパワーをもらいたいと思っていたのかもしれませんね。
カツラはいいですよねえ。日本在来種でありながら容赦無く巨大。かつ、あの良い香り。
五感を違った角度から刺激してくるんだから。近づいただけでもう胸躍る感じがあります。
たまに出くわしますよね。獣害が多かったり、やけに猫がいっぱいいたりする道の駅。
一宿の恩義にお掃除。さすがto-fuさんです。そういう事態に出くわしたら、思い出して僕も手を貸そうと思います。
そうですね……人が少ないというだけでも、獣類の圧力が強まる恐れがありそう。お互い山に近づく時は気をつけましょうね……。
RYO-JI
狛さんがどこにいるのかと思いきや、想像以上に狛さんが小さくてなかなか見つけられませんでした。
いや、違う、カツラがデカ過ぎなんですよコレ(笑)。
「巨木の里・久出内」という見るだけで心拍数が急激に上がってしまうような看板、あのつるぎ町を彷彿とさせてくれますよね。
近づくほどに何か異様な胸騒ぎ、何かが潜んでいる気配・・・もはやその筋のプロフェッショナルたる研ぎ澄まされた感覚、さすがです。
しかしこんな壁のようなカツラだとそういう嗅覚が働いたとしても不思議でないですよね。
瑞々しくて丁寧に手入れされた姿は、実際目にするとさぞ美しいことだと思います。
「稲荷神社の千本桂」同様に素晴らしいカツラで、しかもそれぞれ個性が違って面白いものですねぇ。
ホオノキのまな板、いいですね。
それかなり欲しいです(笑)。
狛
RYO-JIさん>
僕も、写真編集過程でどれがヒューマンスケール写真だったかが区別できませんでした。
これでもフォトショップで僕を少し大きくしているんですけどねえ……(それはウソです)。
久出内はこのルートでの一番奥の集落で、実際とてもこぢんまりとしていますが、そんな集落が頑張って案内看板まで出すのですから、自信のほどはかなりのものです。
つるぎ町の巨大看板はすごかったですねえ。あれほどのものはなかなかできないと思います。
遠目にもカツラのみっしりとした葉の茂りがよくわかりました。
神社の前まで来ると、もう、後ろにすごい気配が。どうしてそんなところに隠れようとしてるんだ? そんな巨体で?
……いやいや、神社の方が後から建てられたか、移動した可能性もありますよね。今やカツラが神社をひっくり返しそうです。
岩手は実はカツラがメインかもしれません。これからも楽しみです。笑
ホオノキはおたま等も良いらしく、水に強く抗菌作用があるとのことです。
スギやヒノキばかりでなく、こういった広葉樹を資源として知るのもとても良いと思いました。