危なかしくも、なんとかアングルを考えて撮影を試みますが、その巨大さゆえ視界全てがゴツゴツした壁のような樹表で埋まってしまう……。
これから巨樹撮影を始める方には言っておきたい。
24mm以下の超広角は、なるべく早く持っておけ。と。
何度も行けない場所にこそ、はみ出すような巨樹が鎮座しています。
強烈な存在感の一方で、威圧感や拒絶感、畏怖……要するに、巨大なものへの近寄り難さを感じなかったのが不思議です。
近くに来たければどんどん近くに寄って来るがいい、しかし来たところでお前に何ができる?
そう。ここにいるのは、写真すら満足に撮れない自分です。
こんなとんでもない立地で1300年も生きている巨大な存在に対し、いくら足掻いたところで、その一部を切り撮るのが関の山。
そんな自分が、すごくちっぽけに感じました。