解説文。
かつてこの樹の下は百坪ほどの平地で、清水が湧き、滝となっているのを1000年以上も前から知られていた。
西暦1800年台の大地震で崩落したが、トチと清水は残り、永らく村人の暮らしを潤した……。
幹周12.4メートル、推定樹齢1300年。
日本第2位、長野県最大のトチノキですが、意外にも長野市指定天然記念物どまり。
見た感じでは、国天でも全く違和感がないレベルです。
「新・日本名木100選」にも認定。
1990年からの企画ですが、選ばれた樹の中にも、今や枯死・倒壊したものが少なくない。
このトチの枝にも枯損が見られましたが、ずっと森を見守り続けて欲しいものですね。