この杉は、その昔天満宮 に植えられた
ので、天文三年(1534) 寺が
からはそのまま保存され、「東禅寺のめおと杉」
として親しまれている。
二本の杉の巨木が並んでそびえ立つものとして
は有数のものであり、長い歴史の神秘をも秘め
ている。樹令約六百年と推定される。
左 高さ、43.9メートル(145尺)
右 高さ、46.9メートル(156尺)
墨が……解説文をできるだけ解読しようとしましたが、結局虫食いです。
どうやら、ここはかつて天満宮だったらしい。その時代に植えられた杉をそのまま東禅寺が継承し、ために樹齢は600年ほどと推定されているようです。
伝説的人物のぶっ刺しエピソードなどが無いのがむしろ意外なほど。
4件のコメント
to-fu
同じタイミングでのツイン巨杉掲載につい吹き出してしまいました 笑
これは…きっと同じ感情を抱いたであろうと思われますから、狛さんの興奮が手に取るように分かります。夫婦杉と呼ばれるものはいくつも見てきましたが、片割れが悲惨な状態になっていることが多く…やはりこれが夫婦関係の成れ果てなのかと苦笑いすることも多かったりしますけど、こちらは夫婦共に実に素晴らしいスギですね。福島を通ることがあれば絶対に寄らねばと早速マップにチェックを入れました。
それにしても何より気になったのが真新しいウッドデッキに石碑。南相馬市やいわき市からも近いこの立地ですから、震災の傷跡も相当深かったのだろうと察します。大災害に負けず天に向かって屹立する夫婦杉。まるで復興のシンボルであるかのようにも思えて、この地にこの巨樹が立っているというだけで感慨深いものがあります。狛さんとの比較から木製の階段だけでも2m強はありそうですから、仰るように樹高30m前後ということは無さそうに感じます。階段の上部をゼロ起点にしても40mくらいはありそうですけどねえ。
狛
to-fuさん>
このパターン多いですよね。やはり将来こうなることを願って左右に植えるのでしょうね。
植樹式! とかいって……何百年か前もやったのでしょうか。ちょっと見てみたい気がしますね。笑
もう、「夫婦杉巡り」などと縛っても相当の本数を記録できそうです。一見するとワンパターンのように見えても、その夫婦関係について考察すると実は……いや、やっぱりやめましょうこの企画。
この夫婦杉は形態的にはどストレートですが、大きさでは全国的にもかなり良いセン行ってると思います。
樹高は、おそらくまだどんどん高くなっていますね。若い枝がたくさん伸びているのは嬉しいことです。見上げると怖いですが……。
二本松まで来ると流石に津波被害はないと思いますが、地震と原発事故の脅威はかなりあったと思います。
福島の内陸を走っていて思うのは、やはりとても広い土地で、人工密度も低い。農業主体のこんなところを風評被害などが襲えばひとたまりもないだろうなということです。
ここはほんとにのんびりと歩きたくなるようなのどかな街並みで、スナップと巨樹撮影をからめて楽しめる土地でした。道でおばさんに話しかけられて、立ち話したり。こういうところが滅びずに残ってくれているのはとてもほっとしました。
少し行くと他にも巨樹や温泉もあるし、春は名桜が山ほどあります。
福島にお越しの際はぜひとも。おすすめです。
RYO-JI
寺社の参道両側にそびえる巨樹はそれだけで心を奪われる存在だと思っていますが、
これはそれだけにとどまらず、見事なサイズで圧倒的な存在感を放っていますね。
幹周、樹高、樹勢とも申し分なく、いやぁ気持ち良い夫婦杉です。
東北はあまりにも遠いのでロクにチェックすらできていませんが、これは是非見てみたい。
私もチェックしました(笑)。
左側のスギすれすれに道路が走っているのが生育環境としてはやや心配ではありますが。
根にも少なからず影響ありそうですし、古くから道があったとしたら両スギにサイズ差が生まれとしても不思議じゃないですね。
一方で木製の階段が設置してあったり、スギの周囲を立入禁止にしているのは保護の観点から素晴らしいと思います。
さすが県指定天然記念物だけあって、石碑も立派!
狛
RYO-JIさん>
言われてみれば、この門型の杉がこうした直立型なのか、うねった裏杉型なのかで、結構場の印象が変わりますね。
よく見るタイプですが、生きている樹ならではの多様性が、面白みをくれますね。
道路は必要でしょうし、樹が大きくなりすぎたので、参道と言っても間を通るには狭すぎる。
確かにこれは直に根の上を通っていて、おっしゃるとおり、左側の杉が割合大きくなれなかったのもその影響があると思いますね。鋭い!
2本の間は本当に狭くなっていて、こんな距離感で40mくらいの高さがあるわけなので、写真に全体像を撮るのはとても困難でした。
ぜひ東北にいらした際には歩いてみてくださいね。