ナビにも神社を発見できたので、任せて進んでいくと、すれ違えないような登坂になる。
怯まずに進みますが、ついに侵入が危ぶまれる登山道?に至り、ああこれは反対側なのだ、山の裏側から回ってしまったのだと気づきます。よくあることですね。
それでも、あと少しだろうし、車を置いて歩いて進めば良い……と先を探っていると、下の斜面から軽登山のおばさんが登ってきます。
ハイテンポで身の上話をしつつ、道案内をしてくれつつ、ズンズン進む。途中から、この人は人間ではなく、山の精かなんかじゃないか? と思い始めました。
トレッキング・ポールじゃなくて、両手に長い木の枝をついて歩いている。
いやいや、おかげで迷うこともなく散策路を進み、神社へ至ることができました。
途中、管理行き届いた山の景色が綺麗です。
野鳥観察なども良いでしょう。
途中で見かけたこのモミなどは、目測でも明らかに幹周3メートルを超える立派なものでした。
6件のコメント
RYO-JI
見慣れない(読めない)神社だと思いましたが、そうですか、他には無い名称なのですね。
そして中尊寺と聞けば、何故か心がザワザワします。
誰もが学生の頃に習ったお寺ですが、いまだ参拝できておらず、死ぬまでに行きたいお寺の代表格です。
いや、遠いものですから、時間の経過とともにますます憧れの地となっていますね。
それはさておき、夫婦杉といえば合体樹かと思いきや、そうきましたか。
参道の両サイドにあるということは、もちろんそれ相応の意思を感じます。
勉強不足でアレですが、そうすることに意味がある。
綺麗に管理されている様子からも大切にされていることがよくわかります。
巨樹愛好家としては、感謝するとともに何百年も前に植えた人にこの姿を見せてあげたいですね。
狛
RYO-JIさん>
少し目を離していると、どんな字だったか忘れてしまいますよね。
中尊寺は、年を経てから行くと、平安文化(歴史)と東北風土の融合が感じられ、なかなか刺激的です。
関西の方には、もう地図を見るだけで気が遠くなるでしょうが……でも、ぜひ訪ねていただきたい名所です。
東北の夫婦樹は、この並び立つタイプが多いのかもしれません。
どのタイプが多いのか統計をとったらこれも文化性がわかって面白いかもしれませんが……気まぐれだったりして。笑
おそらくは2本の間には年齢差があると思うのですが、細い方は2代目なのかもしれません。
理想的な夫婦神木の姿だと感じて眺めました。
to-fu
以前から思っていたことですが、東北の寺社には独特の雰囲気がありますね。
色味が薄く感じるというか華美なものが見られないというか。
この神社が近所にあったら仰るように朝の散歩や仕事中のちょっとした気分転換に
通ってしまいそうな気がします。もちろんついでに必ずスギも撮って帰る感じで。
息を切らしながら正面の階段を登ってきてバーン!とご対面したら興奮するでしょうねえ。
ヒノキっぽい鋭利な枝ぶりといい、気候が似ているからか北陸のスギとタイプが似ています。
1000年…まだまだ若く見えますが、あと200年も経てば重厚さも備えた県下に誇る大杉になりそうです。
狛
to-fuさん>
おっしゃる通りです。これが、特にあのきらびやかな金箔螺鈿の中尊寺金色堂なんかを見た後では、余計にそう感じられます。
ところが、丁寧に管理されていて、空気も良いんですよね。
案外ひっきりなしに人がいるところを見ると、知名度も低くはないはずです。
長い石段は体力づくりにも良さそう。そういう人も絶対いますね。
僕も少し降りていって、登って見たらどうなるんだろう……とやりましたが、なかなか杉の姿が見えない。
急に出てくるので、これは計算された演出なのか? とも思いました。
北国の杉の緊張感は、通じるものがありますよね。あとは積雪量がどう作用してくるか。
災害をうまく乗り越えて長く生きていって欲しいです。
monthong
一関市育ちの者です。配志和神社の大杉、懐かしいですね。昔々神社の石段の脇は”ススキケ原”で貧しく小学生であった私達は、竹を割って作った手作りの”竹スキー”で滑った”思い出があり、季節を問わず楽しい遊び場でもありました。
巨木と言えば、栗駒山登山口の真湯(しんゆ)温泉の”巨木の森”(一関市HPをご参照下さい)も素晴らしいですよ。
狛
monthongさん>
コメントありがとうございます。
この時はなぞのご婦人に先導されるがまま、石段を使うことはありませんでしたが、段の周囲はかなりの斜面だったと記憶しています。
スキーするとなると、かなり勇気が要りそうですね。汗
森林公園のような気持ちのいい環境が残されていて、立派な杉と神社の厳かな佇まいが印象に残っています。
真湯温泉の巨木の森は、調べてみたところ……以前調べっぱなしになっていたところでした。
来年、思いつくままあちこち行けたらいいなと願ってやみません。