幹周は約5メートルとのこと。
桜としてはもちろんかなりの巨体ですが、枝張りの広大さは、その幹からしてもアンバランスに思えるほど。
枝張り面積は800平方メートル(242坪)を超えるとのことです。
これを支えているのだから、根はものすごい張り方をしているのでしょう。
ひょっとすると、建物の下もみんな根かもしれません。
通称「ウバヒガンザクラ」とのことですが、一般に「エドヒガン」と呼ばれる桜と同種のようです。
ここは江戸じゃないのに、江戸に気を遣う必要も無え! という気概の表れだとか、「葉(歯)が花(鼻)より先に出る」ヤマザクラに対して、「葉(歯)無し」でウバヒガン……などというひねった解釈も。
現在よく見る園芸種のソメイヨシノよりもはるかに長い寿命を誇り、巨樹化している桜の大多数がヤマザクラとエドヒガンです。