草津温泉で一泊してから、早朝6時、群馬県高崎市の榛名神社に参詣しました。
(※優雅な観光旅行のように書いていますが、車中泊です。確かに温泉は入りました。草津の酸性の湯で美肌に……)
格式高い神社で、参道は非常に長く、本殿近くに立つ巨樹「矢立杉」の姿が現れるまで1キロ以上も歩かねばなりません。
もっとも、その途中にも豊かな自然風景、渓谷と巨岩、いくつものお社があって、目に楽しい道です。
「矢立杉」は、本殿手前の石段の横に立っています。
天を衝くようにとはまさにこのこと。二本一対の幹は定規で引いたように真っすぐです。
「矢立」の神事とは、主に戦勝祈願のために矢を射ることのようです。
戦いに臨んだ武田信玄がこの杉に向かって矢立を行った故事からこの名があるとのこと。
その当時すでに他を圧倒する巨樹だったと思われ、樹齢は500年程度とされているようですが、信玄のエピソードと絡めてリアリティある数字だと感じました。
国指定天然記念物指定であり、群馬県の巨樹を巡る上でのランドマークとなるのは間違いありません。