しかしこの場合の「栴檀」は中国でいう香木の「白檀」のことで、この巨樹の樹種・センダンとは別種のものです。
センダンをビャクダンと混同する、さらにはビャクダンとビャクシンを混同し、こんどはセンダンとビャクシンが間違われる……なども実際ある事例らしく、ややこしいです。
こうして実際にセンダンという樹種を花まで見ることができて、すごくいい経験を得られました。
この後、徳島をいろんな方向に走り回りましたが、行く先々でセンダンの花を見かけ、わりと自生しているものなんだな……と、見るたびこの巨樹を思いました。
ここからの劇的な回復は見込めないかもしれませんが、また何度も、このいい匂いの花を咲かせてほしいものです。