満喫するあまり解説を撮ってませんでしたが、内容は上記。
「岩館」は「城館」の意味らしく、言われてみれば、ぐるりと囲む石沢川は天然の濠に見えなくもない。
「御坪木いちよう今程弐丈廻り、此木上方より御馬のむち御指木に被成候由申伝候」
……という一節がネットで見つかり、「下村古来物語」が成立した元禄七年(1694)年頃?にはすでに幹周二丈(6メートル)くらいの巨樹だったと読めます。
この時点で樹齢500年は固いのではないでしょうか。
何の不安もなく「見事だなあ」と堪能できる。
里山を明るく照らしてくれる秋の篝火です。
4件のコメント
to-fu
おお、これは凄い。シンプルに巨大なイチョウですね。
このイチョウの存在は知りませんでした。
流石はイチョウ王国の東北…こんなのも控えてるのか。
たぶん再測定したら余裕で10m超えているのではないですかねえ。
広い平地に生えているのでまだまだ大きくなりそうですが、鳥居の右手に見えるのはひょっとして
この方の2世樹?これらが育って境内に並ぶ頃には、まるで一つの山みたいな黄葉が眺められそうです。
去年はイチョウの黄葉を見ぬまま秋を終えてしまいましたが、私も今年こそは。
狛
to-fuさん>
現地の雰囲気に呑まれて気付きませんでしたが、おお、確かにこの黄色はイチョウの若木かも。
挿して根付いたものかもしれませんね。
樹高より枝張りが見事なタイプで、超広角の横構図での撮り甲斐がありました。
なので、ぱっと見そこまで大きな幹周に見えないかもしれないんですが、素で9メートルを超えてきている。結構なスケールです。
これより北上すれば青森にかけいよいよイチョウ王国なのだな……との気配を感じさせる巨樹でもありますね。
まだ見ぬ北東北、異国感すら感じる青森、じっくり回ってみたいですよねえ。
今年からまた再起動ですね。
RYO-JI
黄葉時じゃなくて残念ではありますが、天候も相まって神社参道の雰囲気がとてもいいですねぇ。
いきなりバーンというのもインパクトがあって好きですけど、参道を抜けていよいよご対面・・・も徐々に気分が上がってきて悪くない。
やはり東北のイチョウはスケール感がまた独特ですね。
そして私的には関西でいうクスのようなイメージで、とても地域に馴染んだ存在に思えます。
巨樹信仰は各地に見かけられて日本的でいいなぁと思います。
直接鈴の緒まで取り付けてあるのは珍しい。
ぜひまた黄葉時にも見たいですね!
狛
RYO-JIさん>
思い込みもはなはだしいのですが、イチョウ巨樹ってすぐに目について迷うことはないモノだと思ってました。
そう来ましたか、と同時に、イチョウと神社のための専用空間を作ってもらっているようで、居心地の良い場所でした。
ベンチもあって、朝露で濡れてなかったらここで小一時間過ごしたかもしれません。
もし黄葉していたら、二時間は軽い……?笑
確かにそうですね、クスが生育する地域であれば、ここにあったのはクスでしょう。
スギはもっと拝殿に対しての距離感や関係性が密接なようで、こういう位置には植えられていないように感じますね。
それに、確かにクスとかイチョウの神木は、スギと比べて我々との距離感がずいぶん近い。
コワい感じもしないし、そこがまた乳銀杏のような優しい信仰に繋がるのでしょうね。