仙台方面から南下して筆甫の山間に入った場合、長く続く県道45号(丸森霊山線)は、道は悪くないながらもすれ違い走行不可の箇所が多めに出て来ます。
真ん中のルート、五福谷川に沿う道路は現在も大規模復興工事中で、通行止めを食らい、数キロ引き返すことになりました……。
実際走った限りでは、丸森市街を経由し、マップ図のルートを辿るのが遠回りながら安定した道路状況なのかな……と感じました(宮城最大級の巨樹「丸森のイチョウ」も市街のはずれにあります)。
どのルートにせよ、親王櫻目当てのクルマが大挙押し寄せたら難儀確定。
ぜひ満開時に再訪したい……しかし……と、気持ちも行きつ戻りつしております。
2件のコメント
to-fu
景色にどことなく冬の名残が感じられるあたり、やはり東北は遠いのだなと当たり前のことを思いました。
周辺の雰囲気からサイズ感まで私が毎年眺めに行っている京北のシダレザクラに似ていて、
勝手に親近感が湧いてしまいました。特設会場!さくら祭り!みたいな大物はやはり凄いですが
毎年眺めに行くならこれくらいの名木クラスがちょうどいい。ええ、人間に疲れないのが良いです。
満開の姿を想像してしまいましたが、青空と集落の緑に映えるでしょうねえ。
街中のソメイヨシノが満開を迎えると焦ってしまいがちなんですけど、山奥の面々はまだまだ
春の準備中なんですよねえ…私も今年はやられました。3分咲きくらい、しかも周辺には大量の工事車両 笑
まあ、サクラは思いどおりに行かないからこそ毎年楽しめるのかもしれませんが…
狛
to-fuさん>
仙台では一段階衣替えをしたんですが、下車してあまりの寒さに慌てて上着を着込みました。
確かに、丸森も険しい凸凹地形ですし、寒暖差が大きすぎてエドヒガン系しか育たないのかもしれず、環境面では京都に似ている面があるかもしれません。
猫神様とかキリシタンマリヤ観音とか、古くからの独自色もありますしね(それは別に似てない)。
「親王」などという中世ワードがしっくりくるこの佇まい、大きさといい、自分が見たいサクラの要素を全て備えているなあ、10点中10点だなあ、としみじみ眺めてしまいました。
ま、咲いてないんですけれどね。苦笑
おかげで帰り道は再訪のことばかり考えてましたが、結局、走れば走るほど、行ける気がせず。
しかし、下界(?)に降りてきてソメイヨシノでやんや盛り上がってらっしゃる皆さんの姿を目にしたら、来年あるいは「いつか」くらいでもいいかなあ……と。
いつでも見られるわけではないけど、今回がラストってわけでもない。
そう信じられるところも、やはり良い桜の条件なのだろうと感じました。