数十メートル奥にある二号株。
こちらの方がどっしり大きく、根元にはお稲荷さんが祀られています。
こちら二号株は堂々とまっすぐに立ち上がる体躯を誇っています。
幹周囲9.1メートル、樹高は一号株と同じ28メートル。
(データは環境省の登録値)
年代は同じくらいのようですし、燃えなければ一号株もこの樹と同じくらいの太さがあったのでしょうか。
こちらは火事で被害を受けなかったものの、大正時代の台風で途中から折れ、樹高が低くなったそうです。
確かに太さの割にはそこまで高くなく、裂けたような格好をしている。
横へも盛んに広がってどんどん巨大化する銀杏ですが、ひこばえを出して傷を修復して行く途上なのかも。
長く生きるということは大なり小なり無事ではい難いもの……と、そう言われた気がしました。